分割払いとリボ払いの違いとは?お得な使い分け方も紹介
コラム
クレジットカードには、分割払いやリボ払いなど複数の支払方法があります。
しかし、それぞれの特徴を把握して、上手に使い分けている方は少ないのではないでしょうか。
上手に使い分ければ、家計の資金繰りが楽になるなどのメリットがあります。
そこで今回は、分割払いとリボ払いの違いや、お得になるのはどちらかなどについて解説します。
この記事は20年以上金融サービスを提供してきたソモ㈱が執筆しています。
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目次
分割払いとリボ払いとは
ここでは、分割払いとリボ払いとはどのような支払い方法なのか解説します。
分割払いとは
分割払いとは、代金を2回以上に分けて支払うことです。
対になる言葉は、一時払いです。
一般的には、クレジットカードを利用して分割払いをします。
分割回数は利用するクレジットカード会社により異なります。また、コンビニなどクレジットカードを使用する店舗によっては、1回払いしか受け付けないところもあるので注意が必要です。
クレジットカードの分割払いでは、1回払いで決済をしても、後から分割払いへと変更できるサービスもあります。
決済時はお金に余裕があっても、後から厳しくなってきたら分割払いにして、1回の支払金額を減らすことができます。
リボ払いとは
リボ払いは、毎月の支払額を一定に固定して返済する方法です。
未払い残高が10万円でも、20万円でも毎月の支払額は変わりません。毎月1万円ずつ返済すると設定すれば、残高と金利を1万円ずつ返済します。
ただし、リボ払いには残高スライド方式という、残高により返済金額が変わる仕組みもあります。
残高スライド方式は、一例として以下のような返済金額があります。
- 残高10万円以下:月々5千円の返済
- 残高15万円以下:月々1万円の返済
- 残高20万円以下:月々1万5千円の返済
このように、残高スライド方式では残高により返済金額が変動するため、不用意に返済期間を長引かせることがなくなります。
分割払いとリボ払いの違い
続いては、分割払いとリボ払いの違いについて解説します。
支払期間
支払期間分割払いとリボ払いの支払期間には、以下のような違いがあります。
- 分割払い:支払回数が返済月数
- リボ払い:残高が0円になるまで返済が続く
分割払いは、カード決済をした際に設定した分割回数が返済月数になります。
例えば、分割回数を3回にしたら3か月で返済、分割回数を10回にしたら10ヶ月で返済します。
リボ払いは、残高が0円になるまで返済を続けるため、支払期間は月々の返済額に左右されます。
例えば、残高が10万円で月々の返済が5千円の場合は、支払期間が20か月です。
リボ払いの支払い回数を図にすると以下のようになります。
条件
- 支払残高:10万円
- 毎月の支払:5千円
手数料
分割払いとリボ払いは、発生する手数料にも違いがあります。
クレジットカードで分割払いをする際は、1回払いと2回払いであれば利用者側に手数料は発生しません。
3回以上の分割払いにすると、手数料が発生します。
一般的な手数料は「利用金額」に対して、12~15%程度です。
リボ払いは、「利用残高」に対して年利15%程度の手数料が発生します。
そのため、繰り返しリボ払いを利用して残高が減らないと、その分だけ多く利息を支払うことになります。
手数料は各カード会社や、カードに年会費がかかるかなどによっても変わります。分割払いやリボ払いを利用する際は、事前に手数料がどれだけかかるかを把握しておきましょう。
分割払いとリボ払いはどちらを使うのがお得?
分割払いとリボ払いの説明をしていると、よく質問を受けるのが「どちらがお得なのか?」です。
分割払いとリボ払いのどちらがお得なのかは、一概に言うことは難しいです。
総支払額だけで考えると、リボ払いの方が利率が高いことが多いため、分割払いがお得になります。
しかし、分割払いとリボ払いの大きな違いは、返済金額にあります。そのため、支払総額で考えるよりも、どのように支払いたいのかで考えることが大切です。
分割払い:返済までの期間を明確にしたい場合に使う
リボ払い:毎月の支払額を自分で決めたい場合に使う
例えば、毎月1万円しか返済できないのに分割払いにしてしまうと、月々の返済額が1万円を超えてしまうことがあります。
また、6か月で完済したいのにリボ払いにしてしまうと、返済期間が6か月を超えてしまう可能性があります。
そのため、支払期間を重視するのであれば分割払い、返済金額を重視するのであればリボ払いとするのがいいでしょう。
分割で支払うなら「分割PAY」という手段もある
分割払いで支払う方法は、クレジットカードだけではありません。
例えば、ソモ株式会社が提供する「分割PAY」はクレジットカードを持っていなくても分割払いが可能です。
クレジットカードの審査が通らない、クレジットカードの利用限度枠を超えてしまった、などの場合でも利用できます。
分割PAYを利用して支払うには、店舗側が分割PAYを導入している必要があります。
顧客からの要望で「クレジットカードが無くても分割払いができるようにしてほしい」という声が多ければ、分割PAYの導入を検討してみてください。
分割PAYは分割払いを提供するだけでなく、債権債務管理などの経理業務に必要な機能を搭載しています。
そのため、バックオフィス業務の人的コストを大幅に削減できるというメリットもあります。
分割PAYについて詳しく知りたい方は、下記よりお問い合わせください。
お電話でのお問い合わせ
本所 Financialサポートデスク(運営会社 ソモ株式会社)
TEL:03-5790-9977 受付 月〜金 平日10:00〜16:00
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まとめ
分割払いは、代金を2回以上に分けて支払うことです。
これに対し、リボ払いは毎月の返済を一定金額に固定して代金を支払う方法です。
分割払いとリボ払いのどちらがお得かは一概には言えません。
返済期間を確定させたいのであれば分割払い、返済金額を固定したいのであればリボ払いという形で使い分けることが大切です。
分割払いもリボ払いも上手に利用すれば、家計の資金繰りの悩みを減らせます。それぞれの特徴を覚えて、自分に合った返済をしましょう。