オンライン決済で分割払いはできる?具体例や導入メリットを解説
コラム
オンライン決済は、ビジネスオーナーと利用者です。
近年では、さまざまなオンライン決済が提供されていて、販売戦略の一環として導入される例もあります。
そこで今回は、オンライン決済を提供する必要性や、分割払いを提供するメリットを解説します。
この記事は20年以上金融サービスを提供してきたソモ㈱が執筆しています。
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目次
オンライン決済とは?分割はできる?
オンライン決済とは、インターネット上で商品代金を受け取り決済を完結させ、売上の管理もできる決済方法です。
Web決済やネット決済とも呼ばれています。
企業間取引で一般的な請求書払いは、請求書の作成や郵送・支払いの確認など、多くの手間が掛かります。
オンライン決済はスピーディーに決済が完了して、支払う側・受け取る側の双方の負担を減らせることが特徴です。
オンライン決済には、クレジットカード決済やQRコード決済・キャリア決済・BNPLなど、さまざまな種類があります。
オンライン決済を導入すると顧客層を増やせる可能性があり、自社に適した決済方法を導入することが大切です。
オンライン決済で分割払いを提供する必要性
オンライン決済で分割払いを提供すると、高額な商品代金の月々の負担が減り、すぐに資金を用意できない顧客でも商品を購入できます。
ここでは、オンライン決済で分割払いを提供する必要性を解説します。
高額な商品やサービスの支払い
ECサイトでは、美術品や楽器・ゴルフクラブ・セミナー料金など、さまざまな高額商品が販売されています。
一括払いでは1回の負担が大きくなり、資金繰りが悪化する可能性がありますが、分割払いで支払えば毎月の支払金額を抑えられます。
急な出費が発生した場合や、趣味のコレクションで限定品を買いたい場合などは、分割払いがおすすめです。
すぐに資金を用意できない顧客を逃さない
自社の商品を購入しようか悩んでいても、手持ちのお金が少ない顧客は資金不足を理由に諦めてしまう可能性があります。
すぐにお金が入らなくても、数か月後に収入の見込みがある人が分割払いを利用すれば、資金不足でも商品を購入可能です。
自社のECサイトに一括払いでの決済方法しか用意していないと、このような顧客を逃す結果になるでしょう。
オンライン決済で分割払いを導入するメリット
オンライン決済の分割払いは、利用者の利便性が向上し、購入層を広げることができます。
ここでは、オンライン決済で分割払いを導入するメリットを紹介します。
利用者の利便性が向上する
インターネットショッピングでは、決済手段が多いほど利用者の利便性が向上します。
自分が利用しようと思っていた決済手段が用意されていると、スムーズに購入に至ります。
しかし、決済手段が少ないと、自社のECサイトを離脱して、別のECサイトで購入する確率が高まります。
ECサイトの利便性が高まれば、顧客満足度が上がるだけでなく、売上アップも期待できるでしょう。
購入者層が広がる
オンライン決済は、それぞれの種類により、メインとなる利用者層が異なります。オンライン決済ごとの利用者の特徴は、次の通りです。
クレジットカード:若者から年配の人まで幅広く利用している
QRコード決済:若者がメイン
コンビニ決済:クレジットカードを利用しない若者や高齢者がメイン
このように、決済手段により利用者層が異なり、新しく開拓したい層があるなら決済手段を増やすことでアプローチできます。
まずは、自社のECサイトの利用者を分析して、最適なオンライン決済を用意できているか検討してください。
未回収リスクが減る
請求書払いでは、請求してから入金されるまでの間に相手企業が倒産すると、代金は未回収となります。
利益率の低い商品を大量に販売するビジネスモデルでは、一つの得意先が倒産するだけで、経営が傾く可能性もあるため注意が必要です。
オンライン決済であれば、代金が未回収となるリスクが減少します。
クレジットカード決済では、カード会社から代金が入金されるため、購入者の口座残高が足りなくても損害を受けません。
その他のオンライン決済でも、未回収時に保証制度が準備されているサービスもあります。
代金未回収のリスクを減らしたいのであれば、オンライン決済の比率を高めるといいでしょう。
売上や資金の管理が楽になる
オンライン決済で売り上げた商品の履歴は、データベース上に情報が残り管理が楽になります。
月にいくらの売上があったのか・どの商品が何個売れたのか、などをすぐに把握できて、売れ筋商品の分析も簡単です。
また、売り上げた代金がいつ入金になるのかも把握でき、キャッシュフローの計算にも役立ちます。
手書きの帳簿などで売上金額を把握している場合は、オンライン決済を導入すると管理の手間を大幅に削減できます。
分割払いができるオンライン決済の具体例
クレジットカードやBNPLなどは、オンラインで分割払いが可能です。
ここでは、分割払いができるオンライン決済の具体例を紹介します。
クレジットカード
クレジットカードは、オンライン決済でもっとも利用されていて、分割払いで商品代金を支払う人も多いです。
多くのECサイトがクレジットカード決済を採用していますが、一括払いにしか対応していないケースもあるため注意が必要です。
また、一括払いで購入した後に、分割払いやリボ払いへ変更するサービスを実施しているカード会社もあります。
オンラインショッピングローン
以前は、ショッピングローンは店頭で申込用紙に記載して利用する方式が主流でした。
しかし、近年ではオンラインですべての手続きが完了します。
クレジットカードと同じく分割回数を指定できますが、最低利用料金が定められていることが多いです。
申し込みの際に審査はありますが、クレジットカードを持っていなくても、分割払いを利用できます。
商品を購入するごとに審査があるため、浪費を抑えられるオンライン決済方法です。
BNPL
BNPLとは、Buy Now Pay Laterの頭文字を取った言葉で、商品を受け取り、後から代金を支払う決済方法です。
請求書は郵送やスマートフォンに届き、クレジットカードや銀行口座がなくても利用できます。
その他にも、商品が到着してから代金を支払うため、詐欺などの犯罪に巻き込まれる心配がありません。
また、利用者は分割払いなどの手数料がかからなくて、より多くの商品を購入してもらえる可能性が高まります。
BNPLについては、こちらの記事で詳しく解説しているので、併せてご覧ください。
分割PAY
分割PAYは、国内初のクラウド型分割払いシステムです。
分割払いの申し込みから明細書発行・売上管理までの一連の手続きを、
できます。
分割PAYは法人はもちろん、フリーランスや各種スクール・コンサルティングなど、さまざまな業種で利用可能。
購入者が負担する分割手数料は、商品代金に上乗せされるため、新たな収益源となります。
分割PAYの詳細は、弊社ホームページでご確認ください。
オンライン決済で分割払いを導入したらPRが必要
オンライン決済で分割払いを導入したら、利用者にお知らせをして幅広く告知しないと、売り上げ増は見込めません。
ECサイトであれば、トップページに決済方法が増えたと表示するといいでしょう。
また、利用者のメールアドレスに、お知らせのメールを一斉送信するのも有効です。
BNPLのような、まだ一般的でない支払方法は怪しまれる可能性があり、図などを利用して分かりやすく紹介するのがおすすめです。
まとめ
オンライン決済とは、インターネット上だけで商品の支払いを完結できる決済方法です。
オンライン決済で分割払いを提供すると、利用者の利便性が向上して売上向上を見込める・購入者層が広がるなどのメリットがあります。
分割払いに対応しているオンライン決済には、クレジットカードやBNPL・分割PAYなどがあります。
どの決済サービスを導入するかにより、訴求できる客層が異なるため、自社の客層に最適な決済方法を選んでください。